【結果】JWP11・4板橋 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】JWP11・4板橋

『ピュアウォーズ・シリーズ~JWP 20th~』
◆11月4日(日)東京・板橋グリーンホール(13:00)
観衆168人(満員)


▼20分1本勝負
 ○勝愛実&Sareee(11分14秒/ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)●ラビット美兎&川佐ナナ


 地元・板橋のSareeeが参戦し、JWPジュニア勢に混じってのオープニングマッチ。川佐とラビットが連係攻撃から元気よくアピールすると、今度は勝がSareeeを持ち上げての合体ドロップキック。さらにSareeeと2人で手を取り合ってエルボーを落としていく。ラビットが切れ味するどい丸め込みで勝を追い込むが、ロープに走ったラビットを追いかけたSareeeがカウンターのドロップキックを叩き込むと、勝がバックドロップ。Sareeeと勝が連続してダイビング・ボディープレスを決めて、ジュニア2冠王者・ラビットからフォールを奪った。


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▼30分1本勝負
 倉垣翼(8分51秒/アルゼンチン・バックブリーカー)ライディーン鋼


 ロックアップからグラウンドへ移行する静かな立ち上がり。果敢にドロップキックを放っていく鋼だが打点が低く、倉垣が同じ技で手本を示していく。大型の倉垣にボディースラムを決めた鋼は柔道式の投げなど持てる技をぶつけていくが、最後は倉垣のアルゼンチン・バックブリーカーにギブアップ。試合後、ダウンする鋼に歩み寄った倉垣は髪をつかんでゲキを飛ばした。


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▼30分1本勝負
 モーリー&○中森華子(11分37秒/レクイエム・ドライバー→片エビ固め)●阿部幸江&KAZUKI


 ハートムーブ系リフォーム結成で勢いに乗るモーリー&中森に対し、阿部とKAZUKIはコミカルファイトを封印。KAZUKIがモーリーを肩車で担ぎ上げると、コーナー最上段から飛んだ阿部がフェースクラッシャーで叩きつけるが中森がカット。中森のディスティニー・ハンマーをかわした阿部はスリングブレイドから低空のランニングエルボー、さらに丸め込みでフォールを迫るが3カウントに届かない。阿部をフィッシャーマンの体勢で頭上に持ち上げた中森は、開脚しながら垂直に叩き落とす荒技・鎮魂歌(レクイエム)ドライバーで阿部を豪快に沈めてみせた。マイクを持ったモーリーが「自分たちHMKリフォームはこんなところで止まってるわけにはいかないんですよ。もっともっと上を目指したいです! WANTED!?…今のままでいいんですか?」と問うと、KAZUKIは「こっちだってな、何も考えてねぇわけじゃねえんだよ。次やることはもう考えてあるんだよ!」と返答した。


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▼30分1本勝負
 春山香代子(17分3秒/キーンハンマー→片エビ固め)コマンドボリショイ


 素早くふところに入り込むとアッパーカットや掌打を叩き込むボリショイに対し、春山はラリアットと大技を織り交ぜてダメージを与えていく。最後は滞空時間の長いキーンハンマーで春山が3カウントを奪った。


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 マイクを持ったボリショイは「春倉で(タッグの)ベルト挑戦してこいよ」とアピール。春山は「先輩からそうやって言って頂けるのはすごく嬉しいんですが。新宿FACEで無差別のベルトを獲られ、いまタッグに挑戦してこいって言われても自分の気持ちはタッグに向いてないです」と、これを拒否する。ボリショイは「みんな私たちより春倉が組んだほうが強いじゃないかって思ってると思う。私は実際にそう思ってるし。私はチャンピオンでありながらJWPに強いタッグチャンピオンがホントはいるんじゃないかと思ってる。それはオマエだよ。倉垣だよ! 私はずっとベルトを防衛してアンタたちが来るのを待ってるよ」と再度アピールするが、春山は「今は自分の気持ちを曲げることはできないので…必ず、自分ももう1度春倉をやりたいと思ってるので、そのときは自分たちからお願いさせてもらいます」と返答。握手を交わした。


▼30分1本勝負
 ○Leon&中島安里紗(14分33秒/キャプチュード・バスター→片エビ固め)さくらえみ&●米山香織


 セコンドのモーリー&中森とともに元気良く入場するHMKに対し、険しい表情を崩さないLeonと中島が鋭い視線を向ける。ゴングが鳴ると、Leonと中島は先発の米山を無視してコーナーのさくらを場外に叩き落すと中島のプランチャ、Leonもスワンダイブ式で追撃。形勢を入れ替えたHMKは、さくらがトペ・スイシーダ、続いてファンタスティック・フリップの体勢で米山がダイブしていく。Leonと中島はそれぞれ相手を捕らえると、2人同時にロープをかけ上ってのフェース・クラッシャー。さくらと米山は2人をはち合わせるとサンドイッチのボディーアタックを放つなど、両軍とも連係攻撃で譲らない。米山が2人まとめて不知火を決めると、さくらとともに連続して放つムーンサルトプレス。しかし米-ZOUは中島がエルボーでカットすると、最後はLeonがキャプチュードバスターで米山を下した。


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 勝利したLeonはさくらに対し「そのベルト、私に挑戦させろ! アンタからその無差別のベルトを獲って、一緒に米山のことも取り戻す!」とアピール。続いて中島が「Leonさん。あなたの心にあるのは無差別じゃなくて米山だろ。年末の後楽園ホールのメイン、そこにふさわしいのはやっぱりそのベルトだ。私が必ず取り返す」と挑戦をぶち上げる。これにはモーリーが「タッグのベルト負けて取れなかったけど、まだベルトをあきらめてないんだよ!」、中森は「私はこのベルトを獲るためにJWPに入ったんだよ。私に挑戦させろ!」と、なんと全員がさくらに対戦を要求。困ったさくらは「このベルトの次の挑戦者なんですけど~、私イギリスに行くんですね。イギリスで防衛戦をやってきます。挑戦を受けるとしてもそのあとになります。4人の挑戦を受けたいとこなんだけど、そしたら私、負けちゃうじゃん。いたずらに防衛回数を増やす気はまったくありません」と 次週11・11キネマで4人によるワンデイ・トーナメントを行ない優勝者の挑戦を受けると宣言すると、1回戦の組み合わせを中島vsモーリー、Leonvs中森と一方的に決定。また、さくらは10日のイギリスでケイリー・レイを相手に敗れた場合、「トーナメント優勝者がイギリスに取り返しに行く権利」を手にするものとした。


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